誰の中にも魔法はあるのか〜歌詞で振り返るミュージカル魔女の宅急便〜
♫昔は魔法が溢れていたと 幼い頃に聞かされた〜
どうも魔女宅亡霊です。
チケット3枚握りしめて江戸へ向かったはずでした。が。(一応言っときますが西畑担)、帰りの新幹線では何故か半券が4枚に。
そして今手元には5枚!あら不思議!!!
2018年上半期、行けて良かった現場ランキングを付けるなら堂々1位です。それくらい愛しいキャラクター達、心温まる音楽
そして愛嬌たっぷり主演のお二人。
キキとトンボでありながら福本莉子ちゃんと大西流星くんでもあるカテコの時間がたまらなく可愛くて。
忘れないうちに、大好きな歌詞たちと一緒に振り返っておきます。
抜け、省略、間違い多々あります悪しからず。
♫13歳の満月の夜 魔女は旅立つのよ (キキ、ジジ、リトルキキ、リトルジジ)
キキが魔女として旅に出る決心を歌った一曲。莉子ちゃんのふわっとした声がとっても心地よかった。
個人的にリトルキキちゃんとシンクロする場面が超好きでした。
♫仰ぎ見れば雲ひとつない青空(トンボ)
海が見える暖かい街、住む人はみんな朗らか、年中通して楽しいイベント目白押し、The幸せ!!!そんなコリコの街の雰囲気を歌ったシーン。
のんびりしたコリコの街に、突然魔女さんがやってくるから街の人達はパニックに。
呪われでもしたら大変です!
カエルにされたらどうしよう!
そりゃ記事にしたら面白そう。
関わりたくない絶対御免!!!!(町長かわいい)
♫ねえ教えて 教えて 君のこと(トンボ)
街の人たちがキキを不気味がる中で、ただ1人目を輝かせて興味津々な少年トンボ。
どうやらキキが飛べるのは彼女の中に魔女の血が流れているかららしい。だから努力して飛べるようになった訳ではないらしいのです。
トンボ「血で飛ぶって訳か…」
空を飛ぶヒントを得られると思っていたトンボはこの事実にがっかりするけど、やっぱりキキが気になっちゃう。かわいい。
♫上手く飛べずに低空飛行 ついうっかり急降下(キキ、ジジ)
キキが育ったキマコの街を懐かしみながら歌う曲。
魔女であることを不思議に思う人なんていなくて、みんなが家族のように育ててくれたふるさとの街。みんな元気にしてるかな?まだ旅立って一日なんですけどね。
♫なんだろうこの気持ち 人から頼りにされることが こんなに嬉しいなんて
この街に来て うかなかった気分も 何だか霧が晴れたような 晴れやかな気分(キキ)
キキが初めてお届けのお仕事を終えて、街のおば様たちからお礼を言われます。まだ魂か何か取られると勘違いされてるみたいだけど。
ひとまず良かったねキキちゃん!
♫コリコの街の お届け屋さん(キキ)
♫コリコの街の お届け屋さん(おソノさん)
♫ほうきに跨り 空飛ぶ魔女さん
素敵なお名前考えましょう
どうかしら、魔女の宅急便(おソノさん)
♫魔女の宅急便!(キキ、おソノさん)
♫なんて素敵 魔女の宅急便
でも良いのかな、魔女なんて付けて(キキ)
♫うちのパン屋はグーチョキパン屋
誰もが一度で覚えるわ
商売のコツはインパクト(おソノさん)
おソノさんの後押しもあり、空飛ぶお届け屋さんとしてコリコの街で生活することを決めたキキ。頑張って!!
♫毎日考えてた いつか飛びたい 飛んでみたい
目の前に現れた 奇跡のような女の子
毎日考えてしまうよ 君のこと(トンボ)
一幕ラストのシーン。
飛行機オタクのトンボくんはやっぱりキキが気になって仕方がないご様子。かわいい。
キキ「私やるわ!!!」
突然やって来た魔女がこの街に住み着くらしい、しかも宅急便の仕事まで始めるらしい。何のつもり? 大丈夫なのか??
キラッキラおめめで歌うトンボとは対照的に、街の人たちは不安いっぱいのまま一幕終了。
二幕、ついにキキちゃんの初仕事。
♫空を飛ぶこと 憧れてたくさん失敗したから
この絵を運ぶ難しさ よく分かるよ(トンボ)
大きな絵を運ぶ仕事を頼まれ、軽い気持ちでOKしてしまったキキ。
でもこんな大きなもの運んだことあるの?どうやって運ぶの?とトンボ。
運ぶだけの仕事だと簡単に考えていた自分にキキは少し落ち込みます。
が!
♫空を飛ぶこと 憧れてたくさん失敗したのは
この絵を運ぶ為なのさ やってやるさ(トンボ)
空を飛べるキキだったらこの絵を運ぶことだって出来るはず、一緒に考えようとトンボが提案。
絵に風船をつけて一緒に飛ぶという方法で無事に運び終えることが出来ました。ナイス、トンボ。
しかもその一件が評判を呼び、それ以来キキの空飛ぶお届け屋さんは大繁盛。ナイス、トンボ。
♫今夜はダンスパーティーさ(コリコの住人)
少しでもコリコの街に馴染むために、トンボに誘われたダンスパーティーに出向くキキ。
でもやっぱりキキはまだ街の人から見れば不気味な魔女で、勇気を出して話しかけてもみんなに避けられてしまう。
唯一の知り合いトンボも女の子たちとダンスにお喋りに夢中で、キキを軽くあしらってしまい。ばかやろう。
少しずつ街の人たちに認められてきたと思っていたのに、それは勘違いだった。
トンボの君も踊らないの?みんなで盛り上がろうよ!の言葉にさらに傷付き、ダンス会場を飛び出してしまうキキ。
♫何かに期待した私がいけないの
突然何かが変わるなんて
都合良いのも分かるわ(キキ)
♫飛ばない時の君の顔
他の子と違うのかな?
分からない事ばかりだよ
空を舞うきみの笑顔が見たい(トンボ)
鈍感ボーイトンボくんはキキがなぜ落ち込んでいるか、こんなに悲しい顔をしているのか、さっぱり分かりません。8割おまえのせいやぞ。
キキの苦しみを理解できない自分が悔しくて、涙をゴシゴシ拭うトンボ。
お子ちゃまだったトンボが、自分が飛べないことを初めて悔しく情けなく思った瞬間だったんじゃないかなと思っています。
♫空を飛ぶ事だけ考えてた(トンボ)
♫飛行機の事ばかりね(キキ)
♫きみが飛べるから僕はこんなに(トンボ)
♫きみのこと考えているのかな(キキ・トンボ)
「きみのこと考えているのかな」の部分の二人のハーモニーが切なくてズキズキしました。
お空を飛びたいからキキにひっつき虫してたはずなのに、キキの気持ちを分かりたいから飛びたいと思うようになるトンボ。ライクからラブに。ここから一気に男気見せるから待っとけキキちゃん。ちょっとおばさん黙ってて。
♫教えてほしい この街で働くということ
人と人との繋がり 仕事になると消えてしまうの?(キキ)
最初は喜ばれたお届け屋さんも、物珍しさがなくなって感謝されなくなってしまいます。
丁寧に運んだお婆ちゃんからのプレゼントを開けるなりダサくて着れないと言い捨てる孫
急ぎで届けた花束を面倒臭そうに受け取るご婦人
今までで一番急いで届けた原稿まで遅いと怒られる
自分が運んでも誰も幸せにならないもどかしさに疲れ切ってしまうキキ。
見かねたおソノさんに少し休んだらと言われた安心からか、その場でダウン。
♫あなたの心と向き合って
刺さったトゲがあるはずよ
その痛みに負けないで
あなたの栄養となる人を思って眠りなさい(おソノさん)
寝込むキキの横でゆったり歌うおソノさん。心地良すぎて私も寝るかと思った。
キキに寄り添ってくれる人が近くに居て良かったなと思うとほっこりして、気付いたら号泣していました。泣くか寝るかどっちかにせえ。
♫このほうきにまたがって
空を飛ぶ事 想像するの
きっと世界が違って見えるわ(リトルキキ)
♫私は飛べないから
ほうきを借りても楽しくないの
叶わないこと想像しても 楽しいと思えない
あなたは特別よ、キキ
空も飛べるし すごいと思うわ
私はキマコの街が好き
出て行くなんて考えられない
私他の子と遊ぶ
キキは1人で飛んで遊んで(ミララン)
高熱にうなされながらキキは幼少期の夢を見ます。何も知らなかった頃のほろ苦い記憶。
飛ぶことの素晴らしさは飛べない人間には分かってもらえない。飛べるのは特別。普通は飛ぶ事に対してワクワクしたりしない。
普通の女の子は、育った街を出て修行に行きたいなんて思わない。魔女である自分は普通ではないことを初めて突きつけられた日。
♫あなたは飛べるけど
本当の魔法とは言えないわ
他の子にしか出来ない事も
たくさんあるでしょ
持って生まれた才能が
いちばんの魔法とは限らない(コキリ)
ミラランとの仲違いに落ち込むキキに、あなたが飛べるのはただの特技。それは本当の魔法ではないんだよ、
魔法は誰の中にもあるんだよ、とお母さん。キキちゃんはまだピンと来てないみたいだけど。
そして心が弱っている時は絶対に飛んではだめ。と約束。
ラストのこと考えるとこの時点で泣いちゃう。まだ泣くな。
そんな夢を見ながら「ごめんなさい、トンボ」
と寝言つぶやくキキ。なぜそこでトンボくんが出てくるのかなあ(ニヤリ)
そこにまたしても鈍感ボーイトンボくんはキキの部屋に押しかけます。
またしてもキラッキラのおめめでマシンガントーク。
飛行機が完成したんだ。だから今日の花火大会で一緒に飛んでくれる? 一緒に飛べたらきみに伝えたいことがあるんだ!!!
伝えたい事ってなんだろな(ニヤリ)
体調が悪くて今日は飛べないって聞いた瞬間から急にジェントルマンとなって心配しだすトンボ。キキちゃんが心配なんだね(ニヤリ)
そんな状況の中で町長ご一行がやってきて、大急ぎでの部品調達依頼。
キキが今から飛んで隣の隣の隣町から部品を貰ってこないと間に合わないんですって。
間に合わなかったら今夜の花火大会は中止なんですって。
んな事言われても飛べないんだもの諦めろよ町長。
トンボ「僕が行きます!!!」
町長「きみみたいな子に何が出来る??」
トンボ「僕、飛行機を作ってるんです。あの丘の上から飛び立てば…理論上はいけるんです。
それに、キキのことを悪く言うのは辞めてください」
キキに代わって届けるべく、トンボは走り出します。成功するかも分からないのに。
♫町長のミスで 少年が危険省みずに飛ぶ
誰も成功した事のない 命懸けの大冒険(コリコの住人)
♫今日のため やってきた
計画が変わっただけ
自分を信じるんだ
飛べるだろう飛べるはず
こんなに高い場所から?
無理だよやった事ない(トンボ)
♫私は魔女よ この無謀なチャレンジ 見ているだけでいいの?(キキ)
♫キキと飛べたら そう思ってた(トンボ)
♫本当の魔法があるのなら
今こそ効いて欲しい
私の心が弱っている?
そんなはずはない
だって今こんなに誰かの為に
飛びたいと思うのだから(キキ)
♫行くぞ 飛ぶぞ (トンボ、自作飛行機で飛び立つ)
(トンボ落下、モップを持って走り出すキキ)
※この辺り号泣しすぎて超ニュアンスです。
空を飛ぶ事にしか興味がなかったトンボと、そんなトンボを鬱陶しく思っていたキキ。
自分のことばかりだった2人が、お互いの為に走り出す。そのパワーこそが本当の魔法ではないか。
あのキラキラのおめめをギュッと閉じて小さな飛行機で飛び立つトンボは危なっかしいはずなのに、逞しくてかっこよくて。
空の上でふたりが手を取った瞬間に涙腺決壊する私。おまえの情報はいらん。
キキ「トンボ、あの丘まで頑張れる?」
トンボ「キキこそ大丈夫なの?」
キキ「あなたの魔法に元気を貰ったの!」
トンボ「飛んでる?…僕飛んでるんだ!!!」
長年の夢だった飛行が叶った。しかも大好きなキキと並んで。
♫キキがいるから僕は飛べた
魔法のおすそ分け
魔法のおすそ分け(トンボ)
キキが助けてくれたから落下せずに助かったって意味かな、それともキキがいたから強くなれたって意味なのかな(ニヤリ)
♫不思議な気持ち 2人で飛ぶ
飛んでる時の君の顔 見慣れてない
いつもより輝いて見えるの
教えて欲しい その理由 教えて
誰の中にも魔法はあるのかな
誰の中にも魔法はあるのかな(キキ・トンボ)
ストーリーと相まってふたりのオクターブユニゾンが神がかっていた。私の顔面にナイアガラの滝が。
♫キキは飛ぶ キキは飛ぶよ どこまでも
その先に何があるのか 誰も知らない(コリコの住人)
無事にキキが部品を取りに行く事が出来て、花火大会は決行。
ようやくキキも街の一員として認められていきます。良かった。
トンボ「間に合って良かったー!」
キキ「…見直したわ。私、あなたのこと…!!!」(花火の音にかき消される)
トンボ「え、何て言ったの?」
キキ「何でもない、何でもなーい!!」(ほうきに乗って飛び立つ)
トンボ「ちょっと!何て言ったのー???」(キキを追って走る)
恥ずかしそうに花火の中を飛ぶキキがとっても綺麗だった。
ひとまず修行の旅を終えて、キキはキマコへ帰ります。
「キキ、まさかボーフレンドなんて出来てないよな??」
「それはねー父さん。ひみつ!!!」
〜 お し ま い 〜
2018/05/23
デビューおめでとうございます。
6人が6人だった頃は、ずっと続くグループじゃない事を意識しすぎて全然言えてなかった、いや、言わないようにしていた気がするので最後に。
なにきんが大好きだったよ、大好きだよ!!
2018.05.23
「スタタン」ラストシーンにエンドレスが詰まり過ぎてる話
皆様、2017年8月に公開された映画「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生」通称「スタタン」は好きですか?好きですよね。私もです。
ラッキーな事に大吾くんのお陰で、これまで沢山のドラマ映画舞台に触れる機会がありました。ありがたや。
その中でもかなり、かなり上位に食い込んで好きなのがこの映画でございます。
コックを夢見て出征していった2014年冬以来に、ボロボロボロボロボロボロ涙を流しながら見た作品です。
さて本題。この映画のラストシーン。
正確には、エンドレスが旅館での漫才を終えた直後の、あのシーンです。
この「旅館での漫才」のスタンバイ中に、稲毛はおよそ10年連れ添った相方高浜に告げます
「このネタが終わったら話したい事がある。」
このネタが終わったら稲毛が話したいこと。
この映画を知らない人が見たって明らかです。そう解散です。
この漫才シーンが一番大事なところではあるのですが、語り出すと止まらないのでここでは省略。
今回語りたいのは、その漫才を終えた後。
稲毛が話したいことを、話さないといけない時が来てしまいました。
高浜「そういや、話ある言うてたやろ。」
稲毛「あ、せやな。……あんな?」
高浜「あっちょっと待った!!…俺からや。」
高浜「稲毛、俺な、…お前とずっとお笑いやっていきたい。……お願いします。」
舞台から一段下に降りて頭を下げる高浜を見て、稲毛は言います。
稲毛「俺の話とおんなじや。こちらこそ、お願いします。」
そして稲毛も同じく舞台から降り、高浜に頭を下げます。
この後、2人ともちょっと照れくさそうに笑い合いながら足を崩し、ここからエンドレスは再出発です。とっても良いシーン。
はい少し説明に熱くなりすぎました。今度こそ本題です。
私はこのシーンに、高浜と稲毛の人物像が詰まっていると思うのです。
映画を見た方なら分かると思いますが、まず高浜はお笑いの才能はあるけれど、とっても不器用で1つの事しか考えられない人。
そして売れない事、同期に先を越された事をすごくコンプレックスに感じている。
だから売れたいという気持ちが大きくなりすぎて、そもそも何でお笑い芸人を目指したのかを忘れてしまうんですよね。
稲毛は高浜と真逆でとにかく優しい。優しくて、自分に自信が無い。
相方の才能を誰よりも知っているからこそ、自分と組んでいるせいで売れないのではないかと苦しむ。
才能ある相方だけでも売れさせてあげたい、だから解散しよう。それをなかなか切り出すことが出来ない。
高浜は売れたい事しか見えてないから、相方がまさかそんな事を考えてるなんて知らない。気付け。
相方だって当然自分と同じ考えで、何がなんでも売れたいに決まってる、と思っている。気付け。
なんやかんやあり、稲毛が解散を考えていることは高浜の耳に入ります。自分で気付け。
はいそれを踏まえて。まず最初の高浜。
「そういや、話ある言うてたやろ」
ここでいよいよ解散を切り出されることを高浜は覚悟しています。
稲毛「あ、せやな。…あんな?」
高浜「あっちょっと待った! 俺からや。」
はい出た高浜。そういう所だ。
またそうやって遮る。稲毛がやっと切り出そうとしているだろ。そういう所だよ。
そして続ける
「俺な、お前とずっと漫才やっていきたい。お願いします。」
一応ですがこの男、稲毛が解散考えてると聞かされる瞬間までは、ずーーーーっと売れたい話しかしてませんでした。
あれだけ売れたいと思っていたのに、相方の気持ちが見えなくなるくらい、売れる事に執着していたのに。
相方を失うかもしれないと知った瞬間からは売れたい話を一切しなくなります。というか考えられなくなります。そしてやっと初心を思い出します。
例え客席に1人しか居なくたって、その人が笑って幸せになってくれること。
親友である稲毛と、その1人を全力で笑わせたい。だから芸人になったんだったと。
その為にはエンドレスは解散してはいけない、じゃあどうすれば良いか?それしか考えられなくなるんです。
2つの事を同時に考えられない不器用な高浜。まったく困った奴だ。
そんなスーパー不器用相方大好き芸人っぷりが詰まったシーンでした。
続いて稲毛。高浜による超絶自分勝手なプロポーズを受けてこう言います。
稲毛「俺の話とおんなじや。こちらこそ、お願いします。」
俺の話とおんなじな訳が無いんです。そんな事は誰にだって分かります。流石の高浜にだって分かったはずです。
稲毛はここで解散を切り出すつもりだった。少なくとも漫才スタンバイ中に「このネタが終わったら話したい事がある」と高浜に言った時点では絶対に。
稲毛はあの漫才の途中で考え直したのか、それとも今、高浜に頭を下げられた瞬間に考え直したのか、それは視聴者である私たちにすら教えてくれません。
何で解散したいと思ったのか、どのタイミングで考え直したのか、言ったって良かったはずです。
むしろ高浜はそれを知っておかなければならないはずです。
でも稲毛はそんな話を一切しません。「俺の話とおんなじや。こちらこそ、お願いします」
そう言って頭を下げるだけ。
泣けるくらい分かりやすくて、優しい優しい嘘。やっぱり良い奴だよ稲毛。
そんな、人の気持ちが分かって優しい稲毛だから、売れたい事しか見えずに突っ走る相方を否定することが出来ないし、初心に返れって怒ることも出来ない。
だって高浜がどれだけ本気でお笑いをやってきたかを知っているから。
相方だけでも売れさせてあげたい。じゃあどうすれば良いか。自分が身を引くこと。
肝心の高浜には、相方のせいで売れないなんて考えは頭の片隅にもないというのに。稲毛も全く困った奴。
そんな気が弱くて優しい稲毛が詰まった数秒間だったと思います。
このシーンについて語りたい事は以上です。勝手に長々と、どうもすみまセンター分け。
ここから再出発したエンドレスはどうなるんでしょう?
無事売れることが出来るのか、やっぱり売れなくて解散してしまうのか。
もし解散したとしたって、この旅館での出来事が高浜と稲毛を作っていくのだと思う。そうであってくれ。
はい。ここまでは全て前フリです。長々とどうもすみまセンター分け。
今度こそ、本当の本当に私が言いたかったこと。エンドレス尊い。
貴方に祈りを捧げるよ
平野紫耀くん、永瀬廉くん、
CDデビューおめでとう。
デビューの知らせを聞いた時は本当に嬉しかった。トイレの個室でひっそり涙するくらい嬉しかった。心の底からホッとした。
同時に、「なにきん」がすごーく懐かしくなりました。
WESTのお兄さん達と駆け抜けた全国ツアー。
WESTのデビューが決まって、皆口を揃えて「次はなにきんの時代」と言った2014年。
泣いて泣いて大変だったけど笑い声が絶えなくて、幸せに溢れたまいジャニお手紙回。
懐かしい。全部懐かしい。
6人が引っ張る関西Jr.をもう少しだけ見たかったな。
6人メインの少年たちか見てみたかった。6人にオリジナル曲も欲しかった。
でもそれはもう良いの!私はどう頑張ったって今の関西Jr.が好きだから、
戻りたい訳じゃないんです。本当に。
実は2014年は期待していたほど良いものではなかったです。私にとっては。
なにきんの終わりをじわじわと突きつけられた1年だった。
春、早々にグループ名が無くなった。何で?あんなに華々しく世代交代したはずなのに?
夏から秋にかけてだんだんとリアルになってきた。
冬、やっと6人揃った。もしかしたらこのままいけるかも?ほんの少しだけ期待した。
2015年春、さようなら。でも妙に安心した。
これで紫耀も廉も、心置きなく東京に行ける。
6人でデビュー出来なかったのは2人が関西を捨てたからではなくて、金内くんが辞めてしまったから。信者さん達もきっとこれで納得させられる。
久しく忘れていたあんな事やこんな事が、2人のデビュー決定を聞いた時に一気に蘇りました。だから最後に。
あの頃、良識のあるオタクぶって吐き出せなかった言葉を最後に語らせてください。
これからというタイミングでグループが無くなって残念だった。
大吾くんだって映画に出て欲しかった。
いつのまにか付いた格差が死ぬほど悔しかった。
辞めると決まっていたなら何でデビューしますって言うの?
無くなると決まっていたのに何で冬に6人揃ってしまったの?変な期待をさせないで。
そのくせ金内のラストステージには揃わなかった。そんなのあり?
馬鹿。あほ。大好きだったよ6人が。
あぁスッキリ!スッキリした!
これで本当に、デビューおめでとう。
コンサート行きたいし、まいジャニにも遊びに来てほしいし、そのうち大吾くんたちもデビューして、きっと一緒に何かするんだ。すごく楽しみ。
なにきんを愛した1人として、5人のこれからを、楽しみにしています。